オールド・ヴィンテージ・ワインの価値は「時」にあります。
誕生年やさまざまな記念の年など、その年のワインは、現在まで同じ時を生きているからです。
大切な年を思いつつ、同じ時を重ねたワインを楽しむのは格別の喜びです。しかし、ワインは生き物、生まれ、成長・成熟し、枯れていきます。このプロセスは、ワインにより様々で、枯れてもなお魅力的で楽しめるものも多々あります。
特にドイツワインは、その堅固な酸ゆえに長命で、貴腐ワインなどには百年を経ても楽しめるものがあるほどです。
ただ、十年・数十年という長期にわたり、良好な環境下で大切に貯蔵されたワインは、それなりの値段がしてしまいます。

[1974] ニーアシュタイナー・ヒッピング


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